保険の基礎知識
傷害保険の種類
傷害保険は、どのような場合でのケガを補償するかによって、様々な種類の保険が用意されています。
より多くのリスクをカバーできる保険に入れば安心ですが、その分、保険料は高くなります。そのため、ご自身やご家族1人1人にあった保険を、補償の内容から選ぶことが大切です。
こちらでは主な傷害保険の種類を紹介していきます。
傷害保険の種類
普通傷害保険
普通傷害保険は、最も多くの場合でのケガを補償できる、総合的なタイプの保険です。
仕事やスポーツによるケガ、自宅内でのケガ、交通事故や旅行中のケガなどを国内外にわたってカバーしてくれます。
ただし、地震や噴火、津波による事故、細菌性の食中毒による事故など、カバーできない事故もあります。
地震や噴火、津波による事故については、特約で対応できる保険商品もあります。
交通事故傷害保険
交通事故によるケガの補償に特化した傷害保険です。
自転車や自動車などを運転中の事故はもちろん、歩行中の事故、駅構内での事故なども補償してくれます。
自動車保険と違って、自転車による事故や、カベにぶつかるなど単独の事故も基本契約で補償される点が特長です。
自転車の事故で相手への賠償を行うには、特約(個人賠償責任特約など)でカバーする必要があります。
国内旅行傷害保険
国内旅行傷害保険とは、文字どおり、国内旅行中のケガに特化した保険です。
旅行中の交通事故などのほか、バッグの盗難や、店の物などを壊してしまったときの賠償金も補償してくれる保険が多いです。
また、地震、噴火、津波は補償されませんが、細菌性の食中毒は、傷害保険の条件にあてはまれば補償される場合があります。
さらにより手厚い補償として、航空機の遅延があったときのホテル代の補償などを、特約で追加することも可能です。旅行の間だけに補償してくれる保険ですので、その保険料は、旅行日数によって異なります。
海外旅行保険
海外旅行中の事故をカバーする保険です。
海外では診療にかかる費用が高くなるケースが多いため、ケガも病気もカバーできる保険が一般的です。
また、国内旅行と同様に、盗難や、他人のものを壊してしまったときの補償なども行われます。